シャブリと生ガキがよく合うと言われていますが本当ですか?

ブルゴーニュを代表する辛口白ワイン「シャブリ」と、生ガキが合うという話は、昔の話です。

その昔、カキは海沿いの街から陸路で目的地であるパリへと送られていて、陸路ですから、距離もかなり遠く、鮮度がそれほど良くありませんでした。

だから、酸味の強い白ワインをたくさん飲んで、鮮度の悪い生ガキの味をごまかしていたのです。

しかも、昔の貴族は沢山食べるのが美食家と言われていたので、ブルゴーニュのワインを沢山飲むのが、金持ちである証拠と考えれれていたため、昔はシャブリと生ガキが合うと言われいました。

しかし、今は時代も変わって、生ガキは鮮度の良いまま目的地へと運ばれますし、ブルゴーニュの白ワイン「シャブリ」も昔と違った製法で作られているために、味はフレッシュな酸をまろやかな酸に変えるところも多くなり、生ガキに合うとは言えなくなりました。

もしもシャブリと生ガキとを合わせたいと考えた場合は、カキをそのまま食べるのでなくて、サッと火を通すようにして、軽く白バターを添えるとか、きのこをみじん切りにして、バターで炒めるとか工夫をすることで合わせることは可能になります。

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