もしもワインが残ったら?保存方法と活用術
自宅でワインを愉しんだ後、ワインを飲み残してしまったことはありませんか?
スパークリングワインの場合は、そのまま放置しておくとどうしても泡の力が弱っていくため、専用のセーバー(栓)で口を塞ぎ、できるだけ早く飲むよう心がけるしかありません。
非発泡性のワインですと、瓶内の空気を抜いてから栓ができる専用の道具がありますので、渋味成分が豊富なフルボディの赤ワインの場合はこのような道具で栓をするといいでしょう。ただし、香りが控えめだったり繊細なワインですと、香りが飛んでしまうこともありますので注意が必要です。
一方、渋味も果実味もあるニューワールドの赤ワインを飲み残した際は封をしないで放置しておくと、タンニンが空気に触れることでこなれてきて、一層美味しくなることもあります。
また、デキャンタに残ったワインは、元のワインボトルに戻すことはやめましょう。別の清潔なボトルに静かに移して、ストッパーで密栓するのがポイントです。ワインの酸化を防ぐためには、できるだけワインと空気が触れ合わないようにして保存するのが理想的なので、もしハーフボトルのワインを飲む機会があれば、飲み終わったボトルを洗って保管しておくと便利です。
他には、お料理用のワインとして使用することもオススメです。カレーやミートソースを作る際に少しだけワインを入れることで、風味が増して美味しくなります。
そんな、ワインを使ったレシピを一つご紹介しましょう。簡単なので誰でも失敗なく作って頂けると思います。
●材料
残ったワイン・・・100ml(白ワイン、辛口のロゼワイン、もしくは果実味の感じられるカジュアルな赤ワイン)
生クリーム・・・・100ml
グラニュー糖・・・30g
●作り方
1.生クリームにグラニュー糖を加え、角が立つまで泡立て器で泡立てる
2.1にワインを加えてよく泡立てる。その際、ワインは二~三回に分けていれる
3.お好みのフルーツにかけたり、ビスケットに添える
●ポイント
使用するワインが甘口の白ワインの場合は、グラニュー糖の分量を少なめにする。冷蔵庫で保存する場合は、分離することがあるため、頂く直前によく混ぜる。