Q.シャンパーニュを景気よく開封したいのですが?
シャンパーニュといえば、特別な行事での特殊な抜栓で知られています。
コルクごと、ボトルの口をシャンパン専用のサーベルで折り飛ばしたり、レースなどのチャンピオンが、わざと泡を高く立てたりします。
ですが一般的には、シャンパーニュを開けるには、なるべく音をたてないようにします。
ワインの中に溶け込んでいる炭酸を、できるだけ気化させないためです。
せっかくの炭酸を気化させたのでは、シャンパーニュ特有の味わいが飛んでしまいます。
シャンパーニュを開ける前に、ボトルを揺らしたり振ったりはもってのほかです。静かに優しく扱いましょう。
キャップシールをはずした後、左手でコルクを押さえるように握り、針金をゆるめます。
コルクは押さえたまま、ボトルの方を少しずつ回すと、瓶内の6気圧の圧力で、コルクが飛び出そうとします。
押さえたままコルクを倒すようにすると、静かに開けられます。ボトルを開けた後も5~6秒、斜めにしておくことが大切です。こうすることで、シャンパーニュがふきこぼれることも防げます。